Bonjour de Paris 〜パリからこんにちは〜 

遠いようで近く、近いようで遠い、パリの今をお伝え致します。 
M.NAGATA

Bonjour de Paris(パリからこんにちは)

  「枯れ葉の季節」

 こんにちは。このところのニュースは毎日、金融危機に明け暮れ、あれほど日本円に対して高かったユーロが急落し、これはただ事ではないという印象をいやでも持たされます。サルコジ大統領がEU圏議長国の大統領として精力的に会議を重ね、そのリーダーシップが久々に評価されていますが、危機の状態は「まだトンネルから抜け出してはいない」そうです。銀行への不安感から預金を引き出す人々が増え、金庫が急に売れ出したとか。

タンス貯金ならぬ金庫貯金ですね。

 先日フットボール親善試合チュニジア戦の折、フランス国歌の「ラ・マルセイエーズ」に対してスタンドから口笛等で大ブーイングが起こって、テレビ観戦していた私は「騒ぎが起きるのではないか」と思ったのですが、試合は開始されフランスが3−1で勝ちました。がその後大問題になったのです。その場で暴動が起きた訳ではありませんが、問題は国歌を侮辱したということなのです。フランスには国旗、国歌を集団で侮辱した場合、首謀者は6ヶ月以内の禁固刑、または7500ユーロの罰金に処されるという法律があります。数年前、アルジェリア戦で同様の事態になったとき、観客席に居たシラク前大統領は即座に退場しました。今回チュニジア国歌もフランス国歌も女性歌手が歌いました。フランス国歌を歌ったのもチュニジア系の女性ですが、このチュニジア系歌手に対してだけではなく、フランス代表に選ばれているチュニジア系選手も、ボールを追いかけるたびにピーピーと口笛を吹かれていました。

フランスの移民の内、北アフリカのアルジェリア、モロッコ、チュニジアから来た人々は圧倒的に多く、フランス国籍を取得していても、相変わらず社会の中で冷遇されているのに、ナショナルチームで活躍している元同胞は多額の収入を得て優遇されている、という彼らの不満が発露されたのだと見る人が多いようです。

この事件に対して首相とスポーツ大臣は、今後このような事態が起きた場合、即刻試合は中止、という方針を発表しました。首謀者探しが始まっていますが見つかるでしょうか?

国歌に対する国の態度も異なりますが、「君が代」と「時は来た。市民よ、武器を取って立ち上がれ!」と歌うフランス国歌との相違も大きなものだと思わされます。

 さて、固い話題になりましたが、今パリは枯れ葉の季節です。マロニエの実が落ち、枯れ葉が道を埋めています。秋の日は釣瓶落とし、日ごとに日没が早まり、サマータイムも終わります。10月26日の午前3時に時計の針を1時間戻して冬時間に入るわけで、日本との時差は8時間に戻ります。5時前には暗くなる長い冬の始まりも目の前になりました。そして11月1日はToussaint万聖節の祝日で、墓参の日とも同意語です。お墓に供えられるのは菊が主役、近年、菊の種類も増え、様々な色彩の菊が花屋の店頭に溢れています。公園や街角の花壇の主役も今は菊が演じています。


「伝統型?時代先取り型?」

 こんにちは。夏が終わり一気に秋が深まりつつあります。日中の最高気温は20℃を切り、暖房が入るまでの2〜3週間は空気が一際冷たく感じられます。

 9月19,20日は25回目の国家遺産建造物の一般公開がありました。美術館、教会、国家施設等、普段は見られない歴史的な建物や建築を特別公開し、入場料を払って見学する美術館等は無料で公開するのです。パリではなんと云っても大統領官邸のエリゼ宮が一番人気。ルイ15世の愛妃だったポンパドゥール侯爵夫人の為に建てられたこの邸館は、ナポレオン・ボナパルト以降、大統領官邸となりました。

日頃フォーブル・サントノーレの入り口からそっと覗き込む程度で我慢を強いられている人々は朝から行列し、ルイ15世様式のきらびやかな装飾や家具を見て驚嘆するわけですね。今年は約一万人が澄み切った青空の下に並び、1700人が入場できました。

このような国家遺産指定建造物は他にも多数あって、今年は首相官邸のマチニョン宮も初公開されました。エリゼ宮の場合、現職の大統領がここで執務しているという付加価値がいっそう興味を誘うのでしょう。第5共和制の大統領で就任期間中ずっと住み続けたのはシラク前大統領。ベルナデット夫人とともにこの建物に愛情を注いでいたことはよく知られています。

こうした古い、由緒或る建築物をフランス人は大切にしますが、一方で時代を先取りするようなものも作ります。今年は故ミッテラン大統領の指示で作られた、ルーブル美術館の入り口、ガラスのピラミッドが完成して20周年です。完成当時は「重厚なルーブルには合わない」と反対する声も出ていましたが、今ではすっかり風景に馴染み大変な人気です。ダ・ビンチ・コードでお馴染みですね。

そういえばエッフェル塔も造られた当時は反対の声が多かったそうです。今やパリの顔として一番の観光名所になっていて、エッフェル塔のないパリは想像できません。

そこで今日は2枚の写真をお見せします。メトロの入り口でパリが誇っているのは、まだ何カ所も残っているエクトール・ギマールの曲線が美しいアール・ヌーヴォーデザインのものです。

100年後にビーズ細工のようなムラノガラスとアルミニュームで出来たオブジェが、ルーブル美術館への下車駅でもあるパレ・ロワイヤル駅の一つ、コメディフランセーズ劇場の横にある降り口を飾りました。これはジャン・ミッシェル・オトニールの作で2000年に設置されました。METROの文字がどこにもないので、それと気が付かない人も居るようです。このオブジェが100年後にどのような評価を受けるのでしょうね。

  「新学期です」

こんにちは。北京オリンピック、終わりましたね。

日本でも盛り上がったことでしょう。フランスでは当初サルコジ大統領の開会式出席を巡って議論もありましたが、始まってみれば6時間の時差も何のその、早朝から夕方までテレビもラジオもオリンピック一色、シドニー大会を上回る40個のメダル獲得を目標に大騒ぎでした。この目標は最終日に男子ハンドボールチームが念願の金メダルを獲るという理想的な形で達成でき、メダリスト達はシャンゼリゼを凱旋パレード、その後は大統領官邸のエリゼ宮でレセプションに臨むという98年のフットボールW杯優勝以来の行事が繰り広げられました。

 先便でお知らせしたパリ・プラージュも真夏日は殆どなかったものの、雨の降る日が昨年より少なかったお陰で成功の内に幕を閉じました。お天気が悪くても楽しめるよう、子供用のプールや遊び場、大人にはペタンク場を造ったりした効果が上がったということです。今年はバカンスの為の遠出を見合わせた人も増えたので、セーヌ河畔でその気分を味わった人たちにも好評だったようです。

秋風が吹き始め、バカンスが終わると学生達には新学期、一年が始まります。1年分の文房具を購入するために低所得家庭には援助金が支給されます。今年は大雑把な言い方ですが小学生には272ユーロ、中学生には287ユーロ、そして高校生には297ユーロが8月後半に振り込まれました。日本円に換算すれば4万円から5万円の間ですね。これは1年分なので、不足したりなくしたり、また悲しいことに盗られたりすることも頻発するので、この金額が十分かどうかは別として、国家からの補助で一息つく家庭も多いはずです。

スーパーの文房具売り場などは売り場面積を拡張して、ノート。筆記具その他を所狭しと並べます。学校から渡されたリストを手に必需品を買い揃える親子連れが季節感を表しています。写真を添えます。

 もう一枚の写真は私の好きなバスク地方(スペインとの国境は目の前です)の海岸で日光浴をする人々のバカンス風景です。

「バカンスです」

 こんにちは。先便でお知らせしたバカロレア(大学入学資格試験)の合格率は本年も昨年同様83%でした。

BAC取得者の中には、取得だけが目的で大学に行かない人も居りますが、進学する人たちは定員内に入るため、大急ぎで希望の学部に登録したり、エリート養成のグラン・ゼコールを目指す学生は、その前の準備過程(2年)への入学試験に備えたり、また実家を離れる学生達は宿舎を探したり大忙しです。学生寮も下宿もあっという間にふさがるので、この宿舎探しというのはとても難しいのです。近年の物価高でワンルームマンションを借りようとしても、パリでは賃貸料平均が20uで600〜800ユーロ。1ユーロが現在、約170円なので家賃だけでも10万円以上になります。ですから安い部屋貸しとなると大変な競争率になって下見の日には長蛇の列、大家さんからの返事が有るまでドキドキするということになります。

学部への登録、住居の問題が解決できれば「さあバカンス」です。

バカンスのために働くと云われるフランス人も、流石に今年は財布のひもを引き締めがちで、期間も平均1週間程度短くし、今までホテル滞在型だった人たちがキャンプ場に変更する例も多く、キャラバンを設置しているキャンプ場は大人気。休みがとれるからどこかへ行こうと直前に手配するのは非常に困難、という訳です。

 パリには地方や他の国からたくさんのバカンス客が訪れます。彼らの為だけではなく、パリジャンのためにもバカンス気分を味わってもらおうと、市庁舎の前にはジャルダン・エフェメール(かりそめの庭とでも申しましょうか、エフェメールとは一夜で死んでしまう蜻蛉をも指し、はかないという意味合いで使われます)が造られ、緑の中でホッとしてくださいというアピールがされています。そして今年もパリ・プラージュ。セーヌ河畔に砂が敷き詰められ、テントが張られ、子供達はプールで遊び・・という光景が出現しています。勿論、セーヌ川は遊泳禁止ですからふざけて飛び込んだりする輩を見張ったり、事件を取り締まるポリスが出ていますし、熱射病等の手当要員も常駐しています。

お天気の良い日は大勢の人たちが日光浴をしていますが、夏でも肌寒い日のあるパリです。そんな日は閑散としていて、寒くても楽しみたいという意志強固な人たちの姿も何となく寂しい印象を受けることになりますね。

 「試験の季節」

 こんにちは。学校は学年末に入り、16日からバカロレア(大学入学資格試験)略してBACが始まりました。初日は常にPhilosophie(フィロソフィー)。日本語では哲学と訳されますが、思想とか考え方と捉えて良いと思います。

文学系、科学系、経済・社会学系それぞれの受験生は与えられた各三つのテーマから一つを選んで4時間、論文を書くのです。三つのテーマの内一つは引用文で、今年のテーマは文学系がサルトル、科学系がショウペンハウエル、経済・社会学系はアレックシス・トックヴィルの文章からそれぞれ出題されました。

フィロの次は受験系の専門試験です。

今年の最年長者は63才の女性です。単に大学へ入学する目的の為だけでなく、バックを取得することが目的という人もかなり有ります。何しろ資格社会で人口調査などの用紙にも保持している資格を記入する欄があります。この数年合格率が上がり、昨年は83%でした。合格発表は7月3日。今年の合格率は如何ほどでしょうね。

大学入学資格試験だけでなく、この時期は料理、美容、などの専門学校生たちも国家試験に挑戦します。そして試験が終われば長いバカンスの始まりです。

さて、話題はがらりと変わって、現在サッカーのヨーロッパ選手権が行われています。

W杯の2年後に行われるもので、予選を勝ち抜いてきた16カ国がまずベスト8を目指します。フランスは最も厳しい組み合わせと言われるC組で、オランダ、イタリア、ルーマニアと同組。ルーマニア戦で点がとれず0−0の引き分けに終わり、フランス中が暗い予感にまずさらされ、続いてW杯王者のイタリアを破ったオランダ戦では何と1−4で大敗する始末。挙げ句ベスト8入りも危うくなったイタリア戦でも負けグループ最下位。

社会や政治の話はそっちのけで、毎日、毎日監督を更迭すべきかどうか喧々囂々の騒ぎです。ナショナルチームのユニフォーム等のグッズは忽ちバーゲン値段に下げられ、経済効果も捕らぬ狸の皮算用に終わりました。

 7月に入ればサッカーと人気を二分する「死の自転車レース」と呼ばれるツール・ド・フランスがブルターニュのブレストから出発し、シャンゼリゼでゴールするまでの3週間、関心はこのレースに移り、サッカー騒ぎは暫く忘れられることでしょう。

「事件の五月」

こんにちは。

花の命は短くて、咲き誇っていたマロニエの花が色褪せて散り、マロニエと同じように上向きに薄紫の花を付ける桐も、散るのを待つばかりの風情となりました。

 今年の5月は、所謂「68年5月」と呼ばれる大学紛争から40周年になります。

学内に立てこもった学生を機動隊が力づくで引っ張り出す、学生は火炎瓶を投げる、カルチエ・ラタンの石畳を剥がして投げつける・・・という40年前の映像が毎日のように報道されました。当時の学生リーダーのトップはこの後、司直の手を逃れてスイスに亡命していましたが、今では年相応の貫禄がついたEU議会議員になっています。

このできごとは当時の解説では、紛争と言うより「革命」であったということです。

「古い体質からの脱皮」というスローガンのポスター等がオークションに掛けられ、かなりの値段で落札されました。

 来年度(9月に始まります)の教員12100人削減に反対して、教員のみならず高校生のデモ行進がこのところ頻繁にあり、この行進のコースにオペラ界隈が選ばれるので、私のオフィスでもシュプレヒコールが時々聞こえてきます。

 ミャンマーのサイクロン被害、中国四川大地震と大きな災害もあり、人権、人道に関してはトーンの上がるフランスは熱心に援助しています。地震、台風など天変地異には非常な関心を寄せる人々ですが、皮肉な見方をすれば、パリでの北京オリンピックの聖火リレーで揉めた後、中国でフランス製品ボイコットが起きたことが、地震被害に対する支援のお陰で「あの件は終わった」という雰囲気になってきたと胸を撫で下ろしているようです。

 パリに旅行される方々に注意があります。
ド・ゴール空港からパリに入る高速道路は夕方ですと渋滞することが日常茶飯事です。タクシーがのろのろ運転している時にバイクで追跡し、隙を狙って後部窓ガラスを割りハンドバック等をさらって逃げるという事件が数年前から頻発しています。膝の上に鞄を置く方が多いせいもあるでしょうが日本女性は狙われやすいそうです。

 もうひとつ。スエーデンの女子学生がニセタクシーに乗って運転手に殺害されるという凶悪事件がありました。これをきっかけにしてニセタクシー問題が騒がれています。空港、鉄道の駅などで行列にウンザリしている人をターゲットに客引きするわけです。うっかり乗ってしまって、途中で警察のコントロールに巻き込まれてしまうと面倒です。

これもお気を付けください。

「ダイエットの季節」

 こんにちは。こちらは3月30日から7ヶ月間のサマータイムに入りました。3月末の日曜日、午前2時に時計を1時間進めます。そして10月の最終日曜日、今年は10月26日になりますが、午前3時に1時間遅らせて冬時間に戻ります。日本とフランスとの時差は8時間という認識が一般的でしたが、実は7時間の期間が長いのです。

このサマータイム採用依って電気消費量は大きく節約できるという訳ですが、体内時計で行動する動物や赤ちゃんは、サマータイムに合わせるのに少々時間がかかるそうです。

 先便、先々便で今年は春が早そうだとお伝えしましたが、3月から4月にかけて気温が下がり、思わぬ4月の雪があったりして春は足踏み状態でした。それでも街路樹は芽吹きが進み、黒い枝の間から石の建物が透けて見える冬のパリは、若葉の衣装を纏い、「古い都に若さが満ち溢れる」と、シャルル・アズナブールが歌う「5月のパリが好き」に近づいてきました。

日本のようにはっきりした季節感はありませんが、急に気温の上がることも稀ではなく、薄着の季節も目の前です。おまけにフランス人の話題や興味は「バカンス!」になります。

薄着、バカンス、水着・・・となれば気になるのは贅肉。女性向けの雑誌は「こうすれば○○KG痩せられる」という特集を組み、化粧品店や、ファーマシーも「塗って痩せる」「食べながら痩せる」商品を大々的に宣伝しています。

日本の女性週刊誌は年中ダイエットを扱っていますよね。日本の女性はこちらの人達に比べてほっそりしているという印象なのに何故ダイエットなのかなあと、私は不思議に思うことが多いのです。こちらの女性は体の線を出すことを厭わないのか、思わず目を見張って「彼女に比べればまだ大丈夫」なんて自己弁護することも珍しくありません。

 さて、日本は新学期。新学期は秋というこちらは春のバカンス中です。

夏の長いバカンス以外に、万聖節、クリスマス、冬休み、春休みが各2週間あり、年齢の低い子供を持つ、働く親たちはその度に一緒に休暇をとったり、子供達を林間、臨海学校へ送り込んだり、子供のペースに合わせて親の勤務状況が決められることが一般的です。

ちなみに、フランス全国が同時にバカンスへ入るのは夏休み、万聖節、クリスマスのバカンスで、冬休みと春休みは、A,B,Cの3区域に分けられていて、二週間ほどずらしてバカンス入りをします。パリはC区域でいつも最後になります。ですからパリの学生達が学校に行っている時期に、他の地方の学生達がパリ見物を楽しんでいるという光景もよく見られるというわけです。

【フランス人は政治がお好き??】

こんにちは。2月は気温が高くて街路樹の芽吹きも早く、マロニエの葉は掌型をしているのですが、赤ちゃんの手だったものがぐんぐん広がり、今では大人の手ほどになっています。一月後には花芽も姿を見せ始めることでしょう。

 数は少なくても、パリにも桜の木はあります。日本の桜はすっきりした染井吉野が主流ですが、こちらのは八重に近い華やかな種類が中心です。例年ですと4月に入ってから開くのですが、今年はあちこちでもう咲き始めています。勿論、開花時期は場所や日当たりに依りますが、の家の近くにある公園では一足早く満開になり、残念なことに先週の風雨でかなり散ってしまいました。名残惜しくて写真を撮りましたから御覧下さい。

 さて、2週間に亘って行われたフランスの市・町村議会および県議会選挙は左派の勝利となりました。今回は投票率があまり伸びず、(といっても65%)国民の関心が低いなどと言われていました。日本でこの投票率なら逆に「関心が高い」と言われるのではないでしょうか。社会党のシンボルは赤い薔薇の花なので、新聞の見出しは「バラの波」とか「バラのうねり」がフランス全土を覆ったという表現を使っていました。

 先便でパリのドラノエ市長は再選されそうだと伝えましたが、番狂わせはなく、というより前回(2001年)より得票率を大きく延ばして悠々たる当選でした。パリ市はドラノエ風にまだまだ変わっていきそうです。

サルコジ大統領の二男、ジャンは21才で県会議員に当選。父親の大統領が初当選したのは22才でしたから、父の記録を抜いた訳です。若さといえば住民1万人以上の町で最年少の市長になったのは社会党から出た24才の青年です。

3月23日は復活祭で翌日の月曜日は祝日になります。この復活祭の主役は卵ですお菓子屋さんのショーケースには卵の形をしたチョコレートや、鶏型のものが並びます。最近ではなぜかウサギも出現しています。ウインドー越しに撮った写真なので見づらいかもしれませんが、町のお菓子屋さんの様子をお届けします。この大きな卵の中に小さい卵が沢山入っているのです。

卵と鶏の次は魚のチョコレートが出ます。4月1日はエイプリルフールですよね。この日のことをフランス語で「ポワソン・ダブリル」4月の魚というのです。

フラン人はとてもチョコレート好きなのです。クリスマスの前には有名チョコレート店に行列ができます。カカオとバターの比率などにも一家言あってうるさいですよ。年に一度パリで催されるチョコレート見本市は大人気す。

こんにちは。日本は雪が降ったりして寒い二月だったようですね。パリは陽ざしが日毎に春めいて来ました。

 昨年5月から始まったパリのレンタル自転車VERIB(ヴェリブ)は大成功。

自転車置き場は300メートル措きに設置され、グレイを基調とした柔らかなデザインは巴里の町並みと調和し、真冬でも軽快に走る人々の姿があちこちで見られました。

パリ市はコンコルド、バステイーユ、レピュブリックなどの大きな広場や、隣接都市部を繋ぐ、所謂ポルト(門)という名称の付く辺りを中心に自転車レーンを増やしていくようです。メトロの路線図のような自転車レーン路線図も準備されます。

自転車の走行にも法規があるのですね、違反切符を切られる人も多く、交通局は臨時収入に喜んでいることでしょう。

 この成功に気をよくしたパリ市が次に考えているのが電気二輪車。更に2009年からのレンタル自動車導入を決めました。既にAurolib(オートリブ)という名前も決まり、電気或いはハイブリッド車で、環境に優しいという訳です。パリ市内だけでなく隣接都市まで行く、或いはパリ市に通勤する人達も多いので、受け入れてくれるパートナー都市を探している最中です。ちなみにレンタル自転車導入の先輩都市リヨンではレンタル四輪車も台数は僅かですが既に営業しています。

 渋滞を解決するには「自家用車は置いて公共交通機関を使いましょう」という訳ですね。今年2008年はセーヌ川を走る船も市民の足として増やしていくようです。セーヌ川を走るメトロという訳です。

 ドラノエ市長になってからバスレーンが増え、悪名高かった市バスの運行状態が確かに良くなりました。あっちもこっちも工事ばかり、と腹立たしく思うパリジャンも居るでしょうが、概ね好評で、市長の人気は上々のようです。

3月半ばに地方議会選挙があるのですが、ドラノエ市長の再選は可能性が高いとの前評判です。結果は後日お知らせしましょう。


2008年も二か月めに入りました。例年より厳しい寒さの日が少なかったせいか春の訪れも早そうで、南フランスではミモザが咲き始め、パリの街路樹も、マロニエの芽がふき始めました。

サルコジ大統領がイタリア系の元モデルで現歌手と再々婚したニュースがマスコミを賑わしていますが、興奮しているのはイタリア側だと、相変わらずフランス人は醒めた見方をしているようです。イタリアの歴史にはフランスの最高権威者へ嫁いだ女性としてカトリーヌ・メデイシス(アンリ二世と結婚)という先例があって、「二人目のファーストレデイ誕生」だと興奮していると、フランスのマスコミは報道しました。

さて、最近の美容雑誌に日本のエステ、マッサージ、健康飲料、ドラッグストアでの品揃え等についての記事が載っていました。高級ホテルのマッサージサロン、SPA、果ては旅館の風呂も杉の風呂桶が並んでいる写真と共に紹介されています。この写真を見て、13年も前のことになりますが、阪神淡路震災の報道の折、被災者が浴場の洗い場に並んで身体を洗っている光景をテレビのニュースで見たのを思い出しました。フランス人にとっては想像外の光景だったと同時に、被災後間もないのに「日本人は清潔好き」という印象を与えたはずです。

 この雑誌記事の中に、睫毛サロンの紹介がありました。日本人は睫毛が短くて真っ直ぐなので、ヨーロッパ人のような睫毛に憧れているためパーマ、つけまつげが流行っているのだそうです。そういえば先日、一時帰国した時、電車の中で化粧をし、途中でつけまつげを貼る女性を見てびっくりしましたねえ。

 今後はこうした現地コーディネーターからのパリの情報や街の様子などを皆様にお知らせしていきます。お楽しみに!!
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